concrete5のsitemap.xmlのchangefreqとpriorityをページ毎に設定する方法
最終更新日:
検索エンジンにページをインデックスしてもらい易くする為にSEO対策では必須のsitemapですが、concrete5にはデフォルトで管理画面からsitemap.xmlを生成する機能が付いています。
しかし、concrete5のデフォルト機能で生成されたsitemap.xmlは、全ページのchangefreqがweekly、priorityが0.5となり全て同じになってしまいSEO対策としては不十分です。やはりホームのpriorityを1.0にしたり、更新頻度が多い場合はchangefreqをdailyにしたり、それぞれのページを個別で設定するのが好ましいのです。
でもデフォルトのconcrete5では、ページごとにchangefreqやpriorityを変更することができません。
今回はconcrete5(バージョン5.7)のsitemap.xmlファイルのchangefreq(更新頻度)とpriority(優先度)をページ毎に個別で設定する方法をご紹介します。
concrete5でsitemap.xmlを生成する方法
まずは、concrete5のデフォルトでsitemap.xmlを生成する方法をご説明します。
管理画面 > システムと設定 > 最適化 > 自動実行ジョブ をクリックします。
sitemap.xmlファイルを生成するの「実行ボタン」をクリックします。
以上でsitemap.xmlが自動生成され、sitemap.xmlファイルへのリンクが張られますので、クリックして内容を確認してみてください。changefreqとpriorityが全て同じになっていると思います。
concrete5のsitemap.xmlのchangefreqとpriorityを個別に変更する方法
さて、本題の全て同じになっているsitemap.xmlのchangefreqとpriorityの変更方法ですが、管理画面から誰でも簡単に設定できるのでPHPなどの難しい知識は不要です。
新規にchangefreq属性とpriority属性を追加するだけです。
1.管理画面 > ページとテーマ > 属性 に行きます
ページ右上のアイコンをクリックし、管理画面ページへのナビゲーションを開き、「ページとテーマ」、「属性」へと進みます。
2.changefreq(更新頻度)属性を追加
属性ページの最下部にある「属性を追加」のプルダウンから「選択」を選び、「実行」をクリックします。この部分は入力方法の種類です。changefreqは、hourly、daily、weeklyなど英語を毎ページ入力するのは大変なので、プルダウンで選択できるように予め登録していきます。
以下のような画面になるので、赤い囲みの部分に入力していきます。ティックの部分は選択解除でOKです。
- ハンドル: sitemap_changefreq
- 名前: ここは適当に分りやすい名前でOKです。例えば、sitemap.xml – 更新頻度
- セット:いわゆるカテゴリーなので、SEOを選択します。
- 値: 以下の項目を一つずつ「新規」で追加していきます。
always
hourly
daily
weekly
monthly
yearly
never
値を全て追加したら、ページ右下の「新規」をクリックすると、属性に「sitemap.xml – 更新頻度」という項目が追加されます。
3.priority(優先度)属性を追加
属性ページの最下部にある「属性を追加」のプルダウンから「テキスト」を選び、「実行」をクリックします。priorityは1.0、0.9、0.8…のように簡単な入力なので、テキストでOKだと思います。
以下のような画面になるので、赤い囲みの部分に入力していきます。ティックの部分は選択解除でOKです。
- ハンドル: sitemap_priority
- 名前: ここは適当に分りやすい名前でOKです。例えば、sitemap.xml – 優先度
- セット:いわゆるカテゴリーなので、SEOを選択します。
ページ右下の「新規」をクリックすると、属性に「sitemap.xml – 優先度」という項目が追加されます。
4.各ページにsitemap.xmlのchangefreqとpriorityの設定をする
個別でsitemap.xmlのchangefreq(更新頻度)とpriority(優先度)を変更したい場合は、各ページの「ページ設定」 > SEOに行きます。
一番下に設定項目があるので、changefreqの更新頻度はプルダウンで選択し、priorityの優先度は数字を入力し、「変更を保存」をクリックします。
そして、編集モード終了の「変更を公開」をクリックします。これをやらないとページが承認待ち状態で変更が反映されません。
5.最後に自動実行ジョブでsitemap.xmlを生成して完成
最初に説明したように、concrete5のsitemap.xmlを生成する手順で、「自動実行ジョブ」ページへ行き、sitemap.xmlファイルを再度生成します。
sitemap.xmlのurlへアクセスしてchangefreqとpriorityの部分が変わっていることを確認してください。
キャッシュを有効にしている場合は、システムと設定 > 最適化 > キャッシュをクリア でキャッシュをクリアしてから確認しないと、変更が反映されない場合があります。
まとめ
意外と知られてないconcrete5のsitemap.xmlのページごとの設定方法は、管理画面から簡単に誰でもできるので、是非やっておきたいSEO対策の一つです。
今回は、concrete5のバージョン5.7で解説しましたが、5.6以下でも同様の方法で大丈夫です。(古すぎるのは不明ですが…)